2013年1月11日金曜日

SSDベンチマークの罠 Part2 (プロセッサスペックの差異)

前回SSDの評価テスト「SSDベンチマークの罠 Part1 (仮想化OSによる差異)」で仮想化するOSの種類で大きくパフォーマンスが異なる点を書きましたが、そもそもホスト側のパフォーマンスが十分に出ていなければ相対的にゲスト側のパフォーマンスも出ないのではないかという点が気になったのでホスト側の環境を少しテストしてみました。

先のテストではホスト機に Core i 7 を使用していましたので、今回は前世代の ATOM 525 を使ってみました。


評価環境

OS : Windows7Pro64bit
MEM: 500MB
SSD: CSSD-S6T120NTS2Q (120GB SATA2接続、AHCIモード)

Core2 Quad Q6600 2.4GHz
ATOM 1.8Ghz


少し興味深い結果が出ましたね、使用したOSはWindows7なのでアライメントによる問題は無視してよいと思われるます、殆どの数値が近いのに対してQD32だけが半減しています。  CrystalDiskMarkのサイトではこの数値はNCQとAHCIモード用となっていますが今回は両方とも対応設定になっていますからパフォーマンスの低下はプロセッサによる違いにかなり近いのか?

ただ両者ともマザーやチップセットが異なるので安易に評価するのも時期尚早か、同じマザーで Core i 3 程度で試すのが一番よいと思われるのだが他の数値がほぼスペック値なのでプロセッサが影響している理由が半分と搭載するマシンによる違いが半分と思った方が的を得ているかも知れない。


追記:

SSDが出た初期の頃はAHCIモードの使用は控えるように推奨していたレポートが多かったようですが、最近は皆AHCIを推奨設定しているようです。  元々NCQやAHCIはHDDの構造的なデメリットを補填する機能だったのですがSSD側もコントローラで対応してきていると言う事でしょうか?

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