2014年6月2日月曜日

LibreOfficeでの横向き印刷が出来ない件

MS-Officeと高い互換性を誇るLibreOfficeですが一部の印刷機能に問題があるとユーザーから報告があり検証してみました


使用しているPCはWindows8.1の最新版でプリンタはリコーのimagioシリーズです、この環境でWriterから封筒印刷をすべく住所や宛名を任意入力して処理してみるとどうも意図した通りになりません


入力画面は封筒を横長にしたいわゆる横書きスタイルでページの設定にも問題はありません、プリンタ側は用紙のローディングを短辺方向で行うと用紙詰まりが起きるので縦長方向で印刷を行いたいわけで、この場合は印刷時に横向き指定で通常は問題なく行える筈です


ページ側の設定やプリンタ印刷時のプロパティ設定を色々試してみますがプレビュー時点で横向きにはなっておらず宛名の端が切れた状態でそのまま印字されてしまいます。


試しにWindows標準のワードパットで同じような設定にしてプレビューすると印刷時の横向き指定が正常に機能するのが確認できました、やはりアプリとドライバ間に何らかの問題があるようです


色々調べてみるとLibreOfficeからの印字データはPostscript形式では出力されない事が正常なレイアウト情報を確立できない原因のようです、解決策として一度汎用のPDFプリンタで出力しPDFビューワー上から印字をすると正常に印刷できる事が確認できました。


現状ではワンステップ手間が掛かる制限となりますが、多数のPCを有するユーザーの場合はOfficeライセンスの問題から多少の制限は受け入れるしか無いでしょう。


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