2022年10月21日金曜日

HDMI規格1.1/1.4/2.0の罠

 普段PCを使う上ではあまり気にする事がないHDMI規格ですが、実は近年モデルのPCで古い規格のケーブルやディスプレイと接続する時には注意が必要です

古いディスプレイの場合2004年にリリースされた1.1と2009年にリリースされた1.4の対応が多いのですがARCや8K等のハイレゾ表示に未対応なのは何となく理解できますが割と普通のフルHD等が正常に表示されないケースも稀に発生します

使用するケーブルや途中に挟んだ切替器等によりシグナルが正常に拾えなくなるためのようで、この状態になると画面がモザイク状や滲んだ表示になりPCやディスプレイ側に障害が起きたと勘違いする事もあります

ただ厄介なのはこれらの確認にケーブルを交換したり切替器をバイパスしてテストしても改善しないケースがありよくよく確認すると使用していたディスプレイが1.1しか対応していなかったなんて事もあります

この場合HDMI→VGA変換器等を使ってVGAレベル(1.1相当)までグレードダウンさせないと正常に表示されません、PC側にディスプレイポートを有するのであればDP→VGAでも大丈夫ですが何れにしろHDMIケーブル直ではダメなようです。 BIOSレベルでは異常でもOS等のインストールが済んだ状態だとグラフィックドライバが規格差を埋めてしまうので正常に表示されるので初期画面さえ気にならないならそのままでも古いディスプレイで運用は出来ますが肝心な時にBIOS画面が正常に見れないのでお勧めはしないですね

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