2014年10月9日木曜日

F553MAと言う格安ノートPCのレビュー評価


このページにヒットしている人の殆どは「F553MA」や「X553MA」の検索ワードで記事を探している人のようです、ASUSの量販店向けOEMモデルが "F553MA" で元々は "X553MA" ですが両者の相違点やSSD換装時に起きるトラブル等についてですね。  実はこの両者OEM品なので内容はほぼ同じです、実際にバラして見てみると "X553MA" の文字が随所にあります。(笑)


マザーボード




スピーカーエンクロージャー




当然ながらドライバ類もASUSのサイトにあるものを殆ど共通で使えるようです。  このモデルはリカバリメディアが無いので多くの方が再インストール用のメディア作成やドライバの入手方法等について各所で質問しているようですが、実際には内蔵ディスクの回復パーティションからそれら全てのイメージをDVDやUSBメモリにちゃんと出力ができます。


但し、購入時状態のままではそれを実行するためのツールが実装されていません。  これらはAASUSの海外サイトにある "Backtracker" というツールを導入することで実現できるようになっています、私も当初MSの標準機能やクローンツール等色々試しましたが結局メーカー固有の仕様で作成された回復イメージなので専用ツールでしか出来ないと言う事です。  詳細はこのブログの下記記事を参照して下さい


Asus X553MA F553MA のディスク換装トラブル解決

Asus製ノートF553MAでの "xc0000225"エラー対処方法

F553MAの回復イメージの作成が有効にならない




このノートPCを購入検討されている人は恐らくその価格の安さに注目しての事だと思います、量販店によっても異なりますが私は某池袋の量販店で現金特価3万5千円という格安でしたので迷わずチョイスしました。 丁度直前まで使用していたノートのバッテリ動作に軽微な問題が見つかったのでついでの買い替えです。 ノートPCは3年程度の消耗品と割り切っているので「安いこと」「電力消費が少ないエコタイプであること」「Windows7,Windows8両対応である事」が条件でした


ショップではWindows7の動作保障は判らないとの回答でしたが自己責任と言う事で購入して環境構築テストをいろいろ検証しました。 まず気になる点としてはバッテリが完全な内蔵タイプになっており交換するにはフロントのキーボードパネルを開ける必要がある事ですね、この点は全くの未確認でしたが実用上はさして問題では無いでしょう




筐体は強化プラスチック製なので重厚感や高級感とは無縁ですが、内部は見ての通り最近のモデルらしくマザーも小さめでクリアランスが十分にあります。 主に発熱をするHDDやマザーがパームレスト部分よりも上にあるので謳い文句通り使用中でも手元はあまり熱くなりません、プロセッサが新世代HaswellのCeleronですから元々発熱は小さくIntelのSpeedStepを標準にしておけばバッテリーの持ちも必要十分だと思います。  シャーシのリブ構造も比較的しっかりしているのでディパックに入れて背負って持ち歩いてもさほど心配は無い感じです。






実装ポートとしてはUSB3.0が1個とUSB2.0が1個でVGAの代わりにもう一つUSBポートが欲しかったところですね、このモデルで気に入った点は電源ユニットでノートPCによくある大型のトランスでは無くプラグコンセント部分にトランスを内蔵した非常にコンパクトなユニットです、Celeronモデルで低消費電力である事からここまで小型化も可能だったのでしょうね。  お店で確認できる場合にはぜひ見て頂きたい部分です。


Windows8.1 with Bing と Celeron2.1Ghz という組み合わせで遅くてストレスを感じたり一般的な事務処理程度の作業をするのに事足りるかどうかと尋ねる人がいますが、そもそもWindows8をそのままで利用するとすれば相当なパワーを持ったマシンでないと満足できないかも知れません(笑)


Windows8は標準で搭載されているEssentialとDefenderの組み合わせが最悪で、そのままだとファイルエクスプローラでウィンドウズ内の一覧表示するだけでフリーズしまくります。  


そうしたWindows8の癖自体を知らないまま使っているユーザーは大勢いると思います、まず、ESET等の動作が軽量なセキュリティソフトに入れ替えるのが先決でそれを行えば何らストレス無く運用できます。  実際あまりの格差に今迄は一体何だったんだということになります(笑) そもそもこのノートは一般的な格安品と比べるとメモリが標準で4GB搭載されている点も一押しです、殆どのものは2GBしか実装されていないので結局増設や交換をする事になり購入価格が上がることになります、あの値段でメモリ4GBはスバラシイ。 SUMSUNGのSSDだとI/Oキャッシングを向上させるためにRAPIDモードがありこれを使う場合には1.5GB余分にメモリを消費します、通常何も起動しない状態で1GB程度の消費なのでRAPIDを使えなく無いですが、まーSSDの標準速度で十分事足りるのでどちらでもOK。


私はメインのドライブをSSD化してDVDのドライブユニットを内蔵HDDに換装して2スピンドル対応に変更しました、これはWindows7とWindows8をいつでも入れ替えて起動できる環境を用意するための処置です。  メインのSSDは完全なOSエリアだけにする事でHDD内にあるリカバリイメージからリストアをすると10分程度でOS環境の切り替えができます、ユーザーファイルは全てHDD側のドライブフォルダに環境構築していますからOSを入れ替えてもデータは保全されいつでもWindows7とWindows8の切り替えができる仕組みです。








SSD化により起動終了も殆ど10秒以内になり極めて快適になりました(笑)





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