最近 Windows8 を新たに導入したユーザーで既存の WindowsXP から Windows7 の共有フォルダに突然アクセスできなくなる障害が発生すると報告がありました。
該当環境は Windows7 を共有サーバーにして WindowsXP の各クライアントからデータベースアクセスを伴うアプリケーションが稼動しているのですが、クライアント側から突然全てのワークグループ一覧が見えなくなる症状です。
一般的なフォルダ共有はワークグループで行っているため「NetBIOS名+共有フォルダ名」が見えなければいけませんが、まるでマスタブラウザが死んだようにエクスプローラのコンピュータ一覧には表示されなくなります。
この状態でIPアクセスやPingは問題無く通りますが Net Use コマンドで共有ドライブを割り当てしようとすると「2250」エラーが出力されて帰ってきません。 サーバー役のPCもXP側も環境は全く操作していないのに突然見えなくなるため原因が分からず困っていたのですが、どうやら Windows8 端末の担当者が任意にフォルダ共有を行おうとしたことがそもそもの問題のようです
WindowsVista 以降のOSにはホームグループという独自の共有機能が提供されていますが、これはワークグループとは互換がありません。 MSが言うには共有がしやすくなったとの事ですが、ワークグループ環境でこれらが実装されると一部の端末はそちらに参加扱いとなり共有資源管理が変わってしまうようです。
実際問題、サーバー役とクライアント役のPCを全て再起動すると何も無かったかのようにネットワーク一覧にも表示されちゃんと共有フォルダにもアクセスできました。
今後、勝手にホームグループを作成されないように対策としてはホームグループ機能を完全に無効化するのが一番よいと思うので調べてみると、下記サービスを停止する事で可能なようです
HomeGroup Listener
ホームグループを利用しないなら無効で問題ありません。
HomeGroup Provider
ホームグループを利用しないなら無効で問題ありません。
とりあえず、これで様子をみてみますかね
0 件のコメント:
コメントを投稿