Windows live mail 反応無しへの対処

Windows7 から OutlookExpress に代わり MSは Windows live mail を提供するようになりました、メールクライアントとしては OutlookExpress も Windows live mail もあまり優秀とは言いがたい代物ですがOSとの親和性と恒久的に無料という理由から利用しているユーザーが多いのも事実です


XP世代やそれ以前のバージョンからいきなり現行版に移行する必要があるときなどはMS純正なのにメッセージのインポートが直接できないとか信じがたい不便さも併せ持つ点などまか不思議なメールクライアントです


少なくとも現在は拡張子がemlの単体メッセージファイルになっただけトラブル時の救済がしやすい点は評価はできます。　　しかし、それでもトラブルが起きるときは起きます（笑）


私も普段は live mail を使用していますが先日gmail の IMAPアカウントを設定した際にメールが反応しなくなってしまう症状が発生しました。　　メールは起動時にメッセージストアのデータベース検収を行い既定で受信チェックの指定がされているアカウントを使ってメールサーバーにアクセスしようとしますが、この反応しない状態になるとメール起動後はアプリを強制終了させるしか対応が無くアカウントの既定チェックを外そうとしてもできなくなります。


幾つかのサイトではメッセージストアのあるフォルダで Mail.MSMessegeStore ファイルをリネームしてメールを再起動すると直るという案内もあり一部は事実です。　　でも、使用しているアカウントやメッセージ数が多いとこれでも直らないことが多いです。


ルートフォルダに存在する単体ファイルは殆ど削除してもメールクライアント自体は起動して自動修復されますが、各アカウント毎に修復フォルダが増えるだけということもありあまりお勧めできません。



一番手っ取り早い方法としては



該当のストアフォルダをそっくりコピーして別フォルダに退避させておき、メール管理用該当フォルダ内を全て削除します。　この状態でメールクライアントを起動するとアカウントもメッセージも無いクリーンな状態で初期化されて起動してくる筈です。


起動が確認できたらメッセージのインポート機能を使って Windows live mail を選択し先に退避しておいたフォルダを指定します、全てのフォルダを取り込むを選んで実行すると設定していたアカウント情報が全て復帰してくる筈です


メールメッセージは保存フォルダ内に展開されていますから、復帰したアカウントに必要なフォルダを作成して保存フォルダからメッセージをドラッグすれば以前の環境に戻せます（フォルダごとのドラッグはできませんので注意）